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代表挨拶

ここ数十年、少子高齢社会が問題となっており、青森県においては、65歳以上の人口割合が約30%に対して、15歳未満の人口割合は12%程度となっています。今後も少子高齢化は進んでいくでしょう。そのような中だからこそ、未来の日本を支える子供達を、ともに「共育」していく必要があるのではないでしょうか。

現在、様々な技術の発達により、昔よりも生活が便利な世の中となりました。ゲーム機やスマートフォン等の室内で遊ぶことのできるツールも、以前より子供達にとって身近なものとなっています。さらに、外遊びに必要な時間・場所・友達といった要素が減少していることで、子供たちが積極的に体を動かす機会が、以前よりも減っているように感じます。また、核家族化に伴う共働き家庭が増加したことで、子供の睡眠不足、食の偏り等の生活習慣の乱れも顕著です。

このような現状を変えるため、「こども共育塾つがる」を設立しました。本団体では、①人としての在り方(徳育)②学力(知育)③運動能力(体育)④食に対する知識と健全な食生活(食育)⑤感性(芸育)の5つの側面で子供と向き合うことを重視します。これにより、一つのことに囚われず広い視野やバランス感覚を持った人材を育成します。また、保護者・指導者・医療従事者など、子供育成に携わる大人が、子供と共に「学び・育つ」環境を提供するため、積極的に学びの場を提供していきます。

将来的にはこの活動をモデルとして、各地域で展開していきたいと考えています。

こども共育塾つがる代表
原田 ​佳澄